秋分の日は昼と夜が半分こ!なぜ毎年、日にちがかわるの?
「確か、これまでの秋分の日は9月23日だったような…?」と思っている人も多いのではないでしょうか。
それもそのはず、近年では、秋分の日は23日がずっと続いており、
2012年の秋分の日が1896年以来の116年ぶりに9月22日でした。
ちなみに今年2016年も22日です。
以降はオリンピックと同じ4年周期で22日になるようです。
(それ以外は23日)
2016年 リオ オリンピック 秋分の日 9月22日
2020年 東京オリンピック 秋分の日 9月22日
こういう周期になります。
でも、どうしてそんなことになるんでしょう?
春分・秋分の日は、昼と夜の長さがほぼ同じになるというのはみなさんもごぞんじでしょう。
それは、太陽と地球の位置関係で決まるんです。
日付が動くのは、地球が太陽の周りを365日と約6時間かけて1周するためで、
4年に1度のうるう年で調整しても、それでも少しずれが出てしまいます。
そのため、今年のように22日が秋分の日になることがあるんです。
秋分の日の意味
秋分の日の前後の時期を、一般的には「秋のお彼岸」と呼びます。
秋のお彼岸とは秋分の日前後3日間、計7日間の期間で、ご先祖様の供養を行う期間の事です。
秋分の日を定めた法律にも、「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」とあります。
秋分の日は毎年違う?
祝日としての秋分の日は、国立天文台が発行する「暦象年表」を基準として毎年決定されています。
なぜかというと、太陽が秋分点を通過する日がその年によって違う為です。
その日付は9月23日前後となり、21世紀中は22日か23日のどちらかになります。
今年の秋分の日が22日なのか、それとも23日なのかを判別するには、
その年がうるう年かどうかを確認しましょう。
うるう年は4年に一度で、秋分の日は、
うるう年だけの年・9月22日
それ以外の年・・・9月23日 になります。
2016年はオリンピックイヤーでうるう年ですので、秋分の日は9月22日となります。
お彼岸の由来は?
ちなみに春にもお彼岸があり、こちらも3月の祝日「春分の日」としてお馴染みですよね。
でもなぜ祝日になっているのでしょう。
秋分の日は昭和23年に祝日として制定されましが、
以前は明治11年に制定された「秋季皇霊祭」という祝日が、秋分の日にあたる祝日でした。
秋季皇霊祭とは、歴代の皇族の霊を祀る宮中の儀式です。
しかし、戦後の制度改革で、現在の秋分の日となりました。
秋分の日って何をするの?
秋分の日は春分の日と同様に、昼と夜の長さが等しくなる日です。
しかし、春分の日よりも昼の平均気温は10度程高く、まだまだ夏の気配が残ります。
仏教の浸透とともに秋分の日は「秋の彼岸」として祖先を供養する意味を持ち始めました。
秋分(春分)の3日前の日を「彼岸の入り」、3日後を「彼岸の明け」と言い、その7日間を彼岸と言います。
秋分・春分はその中間に位置するため「彼岸の中日」と呼ばれています。
お彼岸の期間の7日間の、中日がご先祖さまに感謝する日、その前後6日間は、
人が生きていく上で良いことと悪いことをきちんと判断し、
正しい行いができるようになるための6つの行い
(1.分け与える、2.規律(きりつ)を守る、3.怒(いか)りをすてる、
4.努力する、5.心を安定させる、6.智慧(ちえ)をあらわす)を
1日に1つずつ行う大切な期間です。
また「彼岸」とは元々仏教用語で「煩悩に満ちた世界から解脱した悟りの世界」を指します。
これは、簡単に言えば「亡くなった先祖達の霊が住む世界」のことです。
その祖先の霊を供養するために、私たちはお彼岸になると「お墓参り」へ行くのです。
お彼岸では、お盆の時のような特に決まった行事や飾りつけをすることはありません。
お彼岸の期間には、家族みんなでお墓まいりに行き、大切に守っていきたいものです。
墓石を洗い、雑草をぬくなどしてお墓のまわりをきれいにし、お花やお線香をお供えします。
その後、ご先祖さまに感謝し、最近の出来事などをたくさんお話しするようにしてみましょう。
お家に仏壇がある場合は、仏壇や仏具をきれいにそうじし、おはぎや季節の果物などをお供えします。
秋分の日に食べるものは?
秋分の日に食べるものといえば、やはり秋の旬の味覚でしょう。
また、お供え物としては、定番のおはぎですよね。
秋分の日のお供え物には、おはぎだという理由はしっていますか?
小豆の収穫期であることと、小豆が昔から邪気を払う食べ物と言われていることが関係しています。
また、高級品だったお砂糖をたっぷり使っているため、
普段は食べられない高級なお菓子だったからです。
それを、ご先祖様に感謝の意を表してお供えして、家族みんなの健康をお祈りしていたんですね。
まとめ
「秋分の日」は、季節の変わり目として認識している人も多いでしょう。
「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用句は、秋分の日近辺を境目に夏の暑さが和らいで
過ごしやすくなるとしていますよね。
気象庁などの観測データによると、この慣用句の意味は概ねあたっているようです。
その年によって多少の差はありますが、真夏日・夏日・熱帯夜が観測されるのは、
概ね秋分の日までだというのがその理由だそうです。
「お彼岸」は、ご先祖の供養の日として、また季節の変わり目として、
科学的に見ても根拠が裏付けられるというのも驚きです。
この様な節目の行事はこれからも大事にしていきたいものですね。
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