【お月見】ススキと月の関係は?供え方を知って日本の美を楽しもう!

お供えするのは一本だけって本当?

ススキ

金色にたなびくススキ。

あゝ秋だなぁという感じがしますね。

 

ススキは、平地からやや高い山までの、高原、草原、道端、空き地などに広く見られます。

最初は緑色で青々としているのにいつのまにか白いフサフサした穂をつけ、

子供たちがよく振り回して遊んでいる姿を見かけますよね。

 

十五夜のお月見にも月見団子と一緒に飾られるススキですが、あまり物珍しさはありませんよね。

ほぼ日常に溶け込んでいるイメージですが、実はススキはどんな植物で、

どんな花をつけてるのか知らない人も多いのではないでしょうか?

 

ススキという名前の由来

ススキという名前の由来には諸説あり、

すくすくと伸びていく木という意味の『す(く)す(く)き』からきたという説や、

神楽に使用する鳴り物用の木『鈴の木』から由来する説などがあります。

ススキは秋を象徴する植物として日本文化の中で重要な植物であり、十五夜の飾り、花鳥画や、

蒔絵などの秋草紋様、薄(ススキ)ミミズクなどの郷土玩具などに見られます。

 

また、カヤという別名がありますが、

これは昔、ススキを刈って屋根をふいた『刈り屋根』の意味で名づけられました。

ススキは、立ち枯れしてもなかなか折れにくい頑丈さから、

その昔日本家屋の屋根の材料としても重要であり、そのため、

人里近くには必ず萱場(かやば)と呼ばれるススキを採集するための場所がありました。

 

萱場では定期的にススキが刈られるために、ほかの植物が生育する環境が保たれ、

植物の種類が多かったのですが、ススキで屋根をふくことがほとんどなくなった現在では放棄されたために、

草原性の植物には絶滅危惧種になっているものが多数あります。

時代の流れとはいえ残念なことですね。

 

ススキの特徴

ススキの葉の縁は鋭く、触ったまま手を動かすと皮膚を切ってしまうほど鋭利です

また、花粉症のアレルゲン植物の一つなので、イネ科植物のアレルギーをもち、

秋に症状が出る人はあまり近づきたくないですよね。

 

ススキの原産地は、中国等の東アジアとされ、韓国や中国、台湾、マレーシアなどに分布し、

日本でもよく見かけるポピュラーなイネ科ススキ属の植物です。

8月から10月にかけて白や赤、緑の花を咲かせるんですがご存知でしたか?

ススキの花の特徴は枝分かれした枝に、通常は複数の花を含み、

鱗片状の構造が折り重なった小穂(しょうすい)が隙間なく密生しています。

 

また小穂の先から細長い刺が伸び、鉤のように曲がっています。

これを芒(のぎ)といいます。

ススキはとても生命力が強くて、土手や道端、野原など多少痩せた土地でもどんどん生長し、

高さは1メートルを越え、

冬の来ない沖縄県ではなんと大きいもので3メートル以上のススキを見ることができます。

 

お月見行事と切り離せないススキ

なぜ秋のススキを月見に供えるのでしょうか?

それは、お月見をする意味につながっています。

もともとは秋の収穫を神様に感謝し、また来年の豊穣を祈念するために行われていたのです。

 

月の神様(月読命/つくよみのみこと)は、ススキに降臨する、とされていました、

それに、十五夜は、稲刈りの時期を過ぎていますので、稲穂によく似ていることから、

稲穂を供える代わりにススキを用いました。

 

ススキの供え方には決まりはあるの?

すすき2

お月見のイラストなどでは、日本古来の神具のひとつ三方(さんぽう)に月見団子を積んで、

その横にススキをとっくりのような形の花瓶に入れて立てているイメージがありますね。

今はススキの供え方に決まりはないそうですが、正式にはお月見に供えるススキは1本だけなのです。

 

1本が寂しいので数本をまとめて立てることもありますし、それだけでも寂しいので、

秋の七草から花を選んで一緒に生けたり、

丸い月に見立てたポンポン咲きの菊やダリアを添えるのも可愛らしいですよね。

 

秋を演出するのに紅葉の枝を一緒に飾ることもあるようですよ。

風流で上品でまさに日本の美、ですね。

ススキは背が高いので、こぶりのものを選んで短くしたり、重心を低くして安定感を出すなど、

工夫するのも楽しいものです。

 

ススキの供えかた

お月見のイラストなどでは、日本古来の神具のひとつ三方(さんぽう)に月見団子を積んで、

その横にススキをとっくりのような形の花瓶に入れて立てているイメージがありますね。

ススキの供え方に決まりはないそうです。

 

1本が寂しいので複数立てることもありますし、

やはり寂しいので秋の七草から花を選んで一緒に生けたり、

丸い月に見立てたポンポン咲きの菊やダリアを添えるのも可愛らしいです。

 

秋を演出するのに紅葉の枝を一緒に飾ることもあるようですよ。

ススキは古くから魔除けの力があると信じられていました。蜉蝣っぽくて儚げに見えますが、

葉が鋭利だからでしょうか?

 

まとめ

十五夜といえば中秋の名月が代名詞ですよね。

 

満月にこだわるのであれば、

現在の日本の暦では9月7日から10月8日までの満月の日とされていますので、

9月17日の満月の晩にはススキもお供えして、お月見をしてみませんか?

 

お月見に供えたススキを軒先に吊るすと一年間病気をしない

という言い伝えも残っているそうですよ。
 

「お月見」の記事一覧

目次(サイトマップ)

 

 

スポンサーリンク

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ